中国の戴秉国国務委員(副首相級)は9日、北京の釣魚台国賓館で、中学生約30人を含む福島市の訪中団(団長・瀬戸孝則市長)と面会した。
戴国務委員は「重要な近隣である両国は平和・友好・協力の道を歩み、国民同士が力を合わせて困難を切り抜け、代々にわたる友好を保ち、良き近隣、良きパートナーであり続ける必要がある」と語り、「今回の訪問を通して中国への理解を深め、中日友好の架け橋として中国国民の友好感情を日本の人々に伝えてほしい」と呼びかけた。
瀬戸市長は東日本大震災をめぐる中国の支援に謝意を述べ、日本の若い世代に対し「日中友好に積極的に取り組んでほしい」と期待を寄せた。
「人民網日本語版」2011年10月10日