また、「この件を通じて反省・検討すべき点がわかった」というコメントもあったほか、「自分が東南アジアを旅行した際、現地の食べ物を極力食べないようにした。今回の件で自分の行為が失礼で、その国の人の感情を傷つけるとわかった」と反省する声も見られた。またある人は、「米国産牛肉に対する日本の過剰な反応を例に挙げ、日本人はよく米国産牛肉にはBSE(狂牛病)の可能性があるというが、米国人も食べてるじゃないか?」とコメント。
危機管理の角度から今回の件を論じているコメントもあった。「レッドブル・レーシングが強いのは管理が行き届いているからだ。必要のないリスクは絶対に犯さない。日本人はこの点を欧州人に見習うべきだ」。
なかでも一番多かったのは、「いずれにせよ、こうした非常時に日本に来てレースに出場してくれること自体が日本への支援だ。感謝しないといけない」という意見。
ただこうした声ばかりではなかった。「とても寛容な態度のコメントが多いが、寛容なのは欧州人に対してだけじゃないのか。中国や朝鮮がそんなことをしたらどんな反応をするだろうか?」という鋭い意見もあった。
様々な意見があったが、汚い言葉を使ったものはなく、平常心で自らの意見や感想を語り、他人に自分の意見を押し付けるコメントはなかった。
大国の基準はやはりその国民が大国の国民かどうか、懐がどれだけ広いかによって決まる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月27日