中国東方航空が関西空港の管制官の離陸許可がないまま離陸した件で、日本の国土交通省はその経緯を調べている。東方航空によると、すでに日本の空港管理当局と連絡を取り、問題について調査中だという。『京華時報』が伝えた。
◇管制官の許可なく離陸
昨日朝早くから、東方航空が「許可なく離陸」した噂がインターネット上で騒がれた。
あるメディアによると、28日午後1時45分ごろ、乗客乗員245人を乗せた上海行きの中国東方航空516便エアバスA330が、関西空港の管制官の離陸許可がないまま離陸した。
報道によると当時の状況は、管制官が同機に滑走路内で待機するように指示したが、そのまま滑走路を走行し、管制官が止まるように指示したが、そのまま離陸したという。先行機は2分前に出発済みだった。日本の国土交通省によると、前後の航空機とは十分な間隔があり、安全上の問題は起きなかったが、航空法違反の可能性があるとみて経緯を調べている。
◇「日本側の調査結果を待つ」東方航空
記者が東方航空の関係者らに問い合わせたところ、「516便が大阪を離陸時に管制官の許可なく離陸した報道に注目している。すでに日本の空港管理当局と連絡を取り、問題について調査中だ」と回答はほぼ同じだった。
同社はこの問題について承認も、否定もしておらず、調査の進度は日本側が決めるとだけ答えた。現在伝えられている情報は国土交通省の発表に基づいたもの。
◇専門家:まだ結論は出せない