中国人記者、震災被災地を再び取材--(1)満身創痍、今も消えない傷跡

中国人記者、震災被災地を再び取材--(1)満身創痍、今も消えない傷跡。

タグ: 被災地 中国人記者 宮城県 取材 東日本大震災

発信時間: 2011-12-26 10:27:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

津波によって屋上に乗り上げたバスが、現在もそのまま残っている。

 

地震と津波の傷跡がますます悲惨なものとなっていく一方、往来する人はますます少なくなった。雄勝町の三階建て公民館の屋上に一台の観光バスが乗り上げられていた。津波の時から今まで、この場所に放置されたままなのだ。地元の漁師である伊藤浩光さんによると、当時このバスは駐車場にあり、幸いにも無人だったそうだ。住宅の多くが震災で破壊されたため、遠くの丘にある墓地が間近に見える。車で石巻市の街を走っている時にも、道端に多くの墓石を見かけた。近くに寄ってみると、新しい墓石なのが分かった。その多くが震災で亡くなった石巻市民の墓なのだろう。津波にのみ込まれ破壊された学校や病院の建築が、なすすべなく佇んでいる。

女川町の海岸では、まるでネギを引っこ抜いたように、多くの住宅が根元から破壊されている。残っているのは鉄骨の柱だけだ。地震による津波の威力と災害の悲惨さにぞっとする思いだった。 (続く)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月26日

 

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