中国人留学生、日本の神社で巫女体験

中国人留学生、日本の神社で巫女体験。

タグ: 巫女,異国の文化,留学生

発信時間: 2011-12-26 14:53:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の「巫女」は中国で「女巫」という。語順の違いが両民族の心理的共感、宗教観、文化観の違いを表している。それを体験することは、異国の文化を比較して認識し、われわれの隣国である日本を深く理解することにつながる。日本で著名な中国人作家、神戸国際大学教授の毛丹青氏の引率で中国人留学生9人が23日、兵庫県西宮市の西宮神社で巫女の生活を体験した。

新年を前に、日本の各神社では元旦の初詣に多くの参拝者を迎える準備が大急ぎで行われている。23日午後、西宮神社で「巫女研修会」が行われ、女子大学生らが参拝客への礼儀作法や神職の心構えを学んだ。100人以上の日本人研修生に混じって神戸国際大の毛丹青教授の研究室で学ぶ、大連、杭州、安徽、四川等出身の中国人留学生9人も参加した。

毛丹青教授は、「中国人留学生に留学の機会を利用し、日本に対して距離感のない観察や研究を行うよう勧め、中国人留学生が細部から本来の日本を観察できる機会をつくってきた」と話す。

西宮神社は「七福神」を祀ることで有名な神社。日本の「七福神」は中国の歴史と関係がある。14世紀の室町時代の中頃、中国の「竹林の七賢」の影響を受け、社会で清談が流行し、当時、京都の貴族、武士、商人らは「七賢」と「七神」の書画を書院や茶室に飾っていたという。その後、七福神の「福の神」が広まり、民間で親しまれるようになった。

巫女装束を身にまとった中国人留学生は今回新たな体験をした。装束の上は「布袋」と「白衣」で、短いほうの「白衣」は「襦袢」と呼ばれる。下には赤い「緋袴(ひばかま)」と「草履」を身につける。草履の鼻緒は赤で、形は下駄に似ているが、歩く時に音は出ない。装束は赤と白がはっきり分かれている。説明によると、緋袴には白い飾紐で装飾が付けられ、装束の上の白と下の赤をつなげることで、全身統一の取れた清潔さを保っているのだという。

興奮した中国人留学生は携帯電話で写真を撮り、「今回の研修で、宗教から民俗、文学から歴史まで中日文化間の切り離すことができない関係と日本の伝統文化継承に対する努力を感じました。中国も今では文化強国の道を歩んでいますが、多くの点で参考にできると思います」と感想を述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月26日

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