日本のやくざは犯罪組織である。彼らは他のすべての犯罪組織と同様、様々な方法で暴利をむさぼる。違法賭博や売春がその主要な手段だが、麻薬や武器、ポルノの密輸も割のいい「産業」だ。みかじめ料の徴収も、利益を得る代表的な手段である。またやくざは、不動産や建築、娯楽といった合法産業にも手を染めている。比較的影響力のある組織では、非合法的手段のみならず合法的手段をも使って株式市場で文章を掲載する。ある会社の犯罪を探したりねつ造したりすることで、会社の役員会を脅すのだ。それによって会社の株を得る。株を得ると彼らは構成員を役員会に送り込み、経営層を脅し続ける。やくざは、このようなやり方で会社をコントロールしたり、多額の口止め料を得たりすることが多い。多くの場合、それは極めて周到な計画を経て行われ、また日本的な礼儀正しさをもって行われる。それ以外にも、ある会社をゴルフコンペに招待するケースがある。慈善団体のチャリティを騙って法外な価格の商品を買わせるのだ。これらの会社の幹部は直接的に脅迫を受けるわけではないが、その背景にある脅迫が非常に明確なため、おとなしく従わざるを得ない。