OECDの統計では、2010年日本の若者の失業率は9.2%と、金融危機の2008年時の7.2%を越えた。
森下君のように勤勉な人ばかりではない。日本では、農業人口の平均年齢が65歳に近づいており、大多数の日本の若者は大変な農業に携わろうとしないことから、海外から大量のいわゆる「研修生」を引き入れて生産を助けている。
同じような状況は都市部でも見られる。高齢化が進む日本では、保険や介護などは展望が明るい産業だが、老人ホームでは介護スタッフが不足している。これは低賃金で大変な仕事だからだ。
こうして、日本社会には大量の就業機会の空白がありながら、若者は就業難にあえぐという厄介な局面が現れているのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月30日