日本被災地、大量のがれきが未処理 放射性物質懸念
日本被災地、大量のがれきが未処理 放射性物質懸念。 昨年３月に地震と津波、原発事故に見舞われた日本の東北地方、絵のような風景を呈していた沿岸部ではあちこちにがれきの山が。住民らは一日も早く取り払ってほしいと願っているが、がれきに放射性物質が含まれているのを懸念して、処理作業に参加する人がいないため、作業はほぼ停止状態だ…
タグ： 日本 地震 東北 がれき 原発 放射性
発信時間： 2012-01-30 15:42:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
昨年３月に地震と津波、原発事故に見舞われた日本の東北地方、絵のような風景を呈していた沿岸部ではあちこちにがれきの山が。住民らは一日も早く取り払ってほしいと願っているが、がれきに放射性物質が含まれているのを懸念して、処理作業に参加する人がいないため、作業はほぼ停止状態だ。シンガポールの中国語紙「聯合早報」が伝えた。
がれきの量は、被害が最も深刻だった宮城県だけでも1600万トン、隣接する岩手県も442万トンにのぼる。
山のように堆積したがれきを前に、地元の人たちはまったく無力だ。だが、政府が国民に被災者に協力してがれきを処理してくれるようたびたび呼びかけても、参加を願い出る人は何人もいない。
原発事故担当の細野豪志環境相は「放射能漏れが発生した福島第１原子力発電所周辺から放射性物質が検出されたため、福島に堆積された228万トンのがれきは現地で処理するしかない。その他の地域のがれきについては、全国各地の廃棄物処理施設に搬送して処理する」との考えを示した。
災害発生当時、日本各地に被災者を支援したいと申し出るボランティアがいた。だが今は、宮城県や岩手県のがれきを別の場所に運んで処理する作業に自ら進んで買って出る人は何人もいない。がれきに放射性物質が含まれているのではないか、と誰もが心配しているからだ。
がれきを処理する焼却炉にフィルターが設置されているとはいえ、やはり懸念するのは、焼却すれば、より多くの放射性物質が放出されるおそれがあることだ。
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