日本呼びかけ「35歳に救いの手を」

日本呼びかけ「35歳に救いの手を」。 今日の日本では「35歳に救いの手を」と言葉が方々で囁かれるようになった。様々な面から見て、35歳の日本人は前述したような理想的な姿とは大きな差があるようだ。そして皆、一様に不憫で、とても救いの余地があるのだ…

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発信時間: 2012-03-16 14:45:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:日本のサラリーマンたち

35歳、従来の概念では、この年齢は仕事と家庭が安定し始める時期である。「大人」と言うくくりに仲間入りしてから、職場や社会で十数年浮き沈みを経験し、35歳になり、未来設計も比較的明確になってくるはずである。そのため、本来なら35歳は、素晴らしい年齢のはずだ。未熟な不安や戸惑いがなくなり、はっきりとした考えを持って人生の目標へと突き進む事ができる時期だ。

しかしながら、今日の日本では「35歳に救いの手を」と言葉が方々で囁かれるようになった。様々な面から見て、35歳の日本人は前述したような理想的な姿とは大きな差があるようだ。そして皆、一様に不憫で、とても救いの余地があるのだ。

35歳の日本人の多くは、まだ安定した職業がなく、「大志を実現させる」などもってのほかである。そして、多くの35歳がまだ、結婚する相手を見つけられずに、家庭の温かさや支えを感じるなど夢のまた夢だ。35歳ではまだ家も買えず、基本的な生活の質を追求する環境も整っていない。結婚していたとしても、夫婦2人で一生懸命仕事をし、共働きの収入があっても「ワーキング・プア」であり、子どもを育てる余裕は無い。

このような現象が日本で「35歳に救いの手を」という動きに発展している。悲惨な35歳の影響を受けるのは、35歳の世代だけではない。まだ働き盛りの先輩たちの中年前の辛い状況を目の当たりにした若者たちは皆、将来に不安を抱くだろう。昔の言い方で言えば、「人生は山の中を歩いているようなもので、紆余曲折し、汗水たらしてやっと一面に広がる大空と海の美しい景色を目にする事ができる」。今の人生はまるでトンネルの中を歩いているようだ。出口の光がいつ見えるのかも分からずに歩いている。どうすれば、若者は熱意と希望を持って毎日を過ごせるのだろうか。

社会が目を向けるべきは「35歳に救いの手を」だけではない。「明日にはもっと良くなる」という望みが持てる、若者が夢実現への希望を持てるように救い出す必要があるのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月15日

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