日本との関係深まる安徽省
日本との関係深まる安徽省。
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Q2：現在、安徽省への日本企業の投資状況はどのようなものでしょうか。安徽省の投資環境はどのようになっていますか。どんな優遇政策があるのでしょうか。
李斌省長 現在、日本から安徽省へ計450項目の投資があり、契約済み外資は10億3000万㌦に上ります。その中でも、日立・東芝・住友など13社の日本のフォーチュン・グローバル企業五百社の投資が16項目に上ります。日立建機、栄事達三洋、ニプロ医療械器、花王、ＴＣＭなどの大企業がわが省で投資しており、優れた営業利益を得ています。
安徽省に発展の道を求める日本企業はどんどん増えていると言え、それはここの優れた投資環境を見込んでのことです。特に現在、資源・環境に関する制約が増え、国内外産業資本の転移が加速する中で、安徽省はその位置、資源、市場などの条件の組み合わせにより、経済要素配置による総合競争力という利点が常に強化されています。具体的に言えば、まず物流とコストという利点です。安徽省は恵まれた位置にあり、交通の便がよく、中国で最も発展活力に満ちた経済体である長江デルタ地帯の重要な一部で、今まさに中国の重要な物流センターになりつつあります。推計ですが、われわれの工業用水・電気・ガス・労働力などの生産要素の総合コストは、東部沿海地区より20％以上低く、産業配置の発展にとても有利となります。次に、資源と市場の強みです。安徽省は自然に恵まれ、教育レベルも高く、労働力も豊富なところで、特に市場開拓の余地が非常に大きなところです。省都である合肥を中心とする半径500㌔区域内に中国の人口の40％がおり、50％の経済総生産（ＧＤＰ）と50％の消費市場をカバーしています。3番目は、政策とプラットホームという利点です。安徽省は2010年に中国初の産業移転受け入れをテーマとした国家級のモデルパーク（皖江都市圏産業移転受け入れモデルパーク）を設立し、投資、財政、金融、土地、対外開放などの優遇政策を与え、すでに産業移転と外国企業の重要な投資先となっています。昨年、モデルパークは海外からの投資54億5000万㌦を誘致し、それは前年同期比25.1％増で、全省の72.9％を占めます。安徽省は国家級の技術クリエーション工事テスト省であり、国家級の合蕪蚌（合肥、蕪湖、蚌埠）自主イノベーション総合試験区を設立し、国家と安徽省の各種技術の研究・開発やハイテク産業をサポートする政策を行っていて、多くのクリエーション人材、クリエーション資源、クリエーション成果が集められ、昨年の全省のハイテク産業の成長率は46.5％となりました。安徽省で現在実施中の発展計画によれば、2015年までに全省における生産総額、財産収入、都市と農村の町の住民収入が、2010年の倍増が目指されており、電子情報、省エネ・エコ、新エネルギー、生物、ハイレベル装備製造、新素材、新エネルギー自動車、公共安全などの戦略的新興産業の成長率も倍増が目指されています。ここには巨大な提携チャンスが含まれており、投資・建設の余地が非常に大きく、われわれはより多くの日本企業が安徽省にやってきて、われわれと共にこのチャンスをつかみ、共に発展してゆくことを歓迎します。
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