Q4:近年、安徽省は急成長の勢いを見せていて、経済・社会の発展に大きな変化が起きていると思いますが、その具体的な状況を紹介していただけますか。
李斌省長 確かにおっしゃる通り、近年、われわれは国が中部地域の発展を支援するという得がたい戦略的チャンスをしっかりつかみ、地の便、資源、市場という各方面の総合的な利点を十分に発揮し、経済・社会の急速で持続した発展を遂げています。昨年、省全体の総生産は2340億㌦、13.5%増となり、8年連続で2桁の成長率を保ち続けてきました。わが省の工業化・都市化の推進が加速され、総合力は著しく向上し、人々の生活は改善し続けています。
わが省の自然資源、科学・教育資源、人的資源は非常に豊富で、特に長年にわたる発展を経て、比較的完全な現代的な産業構造が形成されています。エネルギー、良質素材、自動車、家電、装備製造、化学工業などの産業は、全国においても相当な競争力を持っています。その中でも、自動車、家電、装備製造など優位性のある産業の売り上げは年間1000億元を超えており、馬鞍山鉄鋼株式会社、銅陵非鉄金属株式会社、海螺グループ、奇瑞自動車、江淮自動車グループなどの企業はその優れた代表です。わが省の自動車輸出量は数年連続で中国一となっており、昨年の輸出量は全国の約27%を占めています。そのほか、冷蔵庫の生産量は中国第1位、エアコン・洗濯機の生産量は第2位、省都の合肥は中国で最大の家電生産基地です。ここ数年、電子情報、新エネルギー、新素材などのハイテク産業の発展も非常に目立ちます。例えば、建設中の合肥のモニターパネル生産基地と蕪湖の光電産業基地は、それぞれ年間売り上げが1000億元になるほどの生産力を持っており、先端製造業はわが省の基幹産業となりつつあります。