「足の引っ張り合い」益々激化 日本政治の頑固な病気

「足の引っ張り合い」益々激化 日本政治の頑固な病気。 桜が満開を迎え、日に日に暖かくなってきたが、野田内閣の状況は日に日に厳しい寒さになってきているようだ。最新の世論調査によると、野田内閣の支持率はたった21.7%となり、発足以来最低を記録した。民主党の以前の政権から見ても、野田内閣の運命は極めて手危ういと言える…

タグ: 野田内閣 日本 政治 支持率 消費税

発信時間: 2012-04-18 13:59:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

近日の消費税増税関連法案がいい例だ。日本の最大野党である自民党は2大戦略を企んでいる。即ち「一か八かの勝負」と「抜本的対策」である。自民党は野田内閣に対し、法案に賛成する交換条件として、衆議院の「話し合い解散」を迫っている。つまり、消費税関連法案の成立と自民党の協力を望むのであれば、まずは民主党の「裏ボス」である小沢一郎氏の離党が必須条件であるということだ。野田首相が「話し合い解散」に同意すれば、衆議院選挙が行なわれ、今一度日本の政権の選択が迫られる。民主党の現状から見て、再び勝利できる自信はないはずだ。仮に野田首相が小沢氏に離党を迫れば、民主党では大分裂が発生し、自民党と戦う力さえ失うだろう。どんな方法であれ、どれも民主党にとっては止めの一撃となる事は疑いようのない事実だ。

そして、党内の反対勢力による「造反」も野田首相にとっては手ごわい相手である。民主党党内の最大派閥である小沢グループは、当初から消費税引き上げに反発しており、野党に寝返ることさえ仄めかしている。そんな中、離党届を提出した小沢グループの議員は既に数十人に達している。これらの議員の離党が民主党政権と野田内閣にとって、大きな打撃となっているのは確かだ。

また自民党、公明党及び民主党内の反対勢力による「足の引っ張り合い」以外にも、日本の政界には、民主党を倒そうとする第3勢力もじっと隙を狙っている。「足の引っ張り合い」の政治は日本の歴代政権の支持率に悪影響を及ぼすだけでなく、政府の政策の実施にも支障をきたしている。それによって、日本の世界での総合的な競争力が弱まっているのが現状だ。2012年4月2日、国際協力銀行(JBIC)の奥田碩総裁が就任会見で「日本の政治、経済はもはや世界の変化に2周も3周も遅れている」と指摘したのもうなずける。(蒋豊)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月18日

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