今回のアジア・チャンピオンズリーグでの恒大の活躍は、人々の意識を一時的に変えただけかもしれない。中国サッカーが真に強くなるためには、杭州恒大の活躍だけに頼るのではダメだ。中国サッカーのイメージを完全に変えるためには、恒大の勝利や天津の引き分けだけではダメである。真に変えるためには、全てのサッカーチームが共に努力し、向上していく必要がある。
中国リーグ全体のレベルを上げ、戦術的教養を高めることで初めて、アジアで中国チームの存在感を上げることができるのだ。日本や韓国は常に3チーム前後がベスト16に勝ち進んでいる。一方、中国は何年もの間、ベスト16入りは1チームがやっとである。こんな姿を、中国のファンは見続けたくないはずだ。中国サッカーのイメージが変わるのは、1チームがやっとベスト16入りするような状況から脱したときだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月20日