ここ数年、日本の自衛隊にまつわる醜聞が後を絶たない。飲酒、けんか、DVなどさまざまな社会事件が次から次へと発覚、自衛隊内部の軍紀の緩みが著しく表面化している。
◇隊員の無断飲酒、副業
21日、日本新華僑報によれば、日本航空自衛隊岐阜基地は、2010年12月に行った定期検査で、この基地の第2補給所所属の男性空士長が無許可で宿舎内で飲酒し、2011年4月には勝手に隊員宿舎を離れ、基地に対し自分の行動について説明もせず、7月になってやっと基地は彼が静岡県で副業をして収入を得ており、しかも罪と認めず、その後も1年以上欠勤していたことがわかった。基地では、彼を懲戒免職処分とした。
しかもこの士官の上司は、彼の無許可飲酒などの違反行為を知っていながら、見てみぬふりをして報告を怠っていた。この上司も罰金と警告の処分を受けた。
◇北海道自衛隊では、750名が動員され紛失した銃剣を捜索
銃器類の管理は軍隊にとって最も重要な任務であることは、周知の事実だ。銃器の紛失は軍隊において最も気をつけなければならないことであり、大きな危険性をもたらす恐れもある。だが、最近、緻密な管理で知られる日本自衛隊で訓練場から銃剣が紛失していたことが発覚した。
北海道新聞によれば、5月21日、日本の北海道に駐屯している陸上自衛隊第11旅団が、5月19日午後1時前後、第11特科隊の訓練中にある男性陸士長が自分が携帯している銃剣の鞘にナイフが入っていないことに気づいたと公表した。このナイフは訓練中に訓練場内で落としたものだと分析された。第11旅団は知らせを受け、すぐに750人の士兵を派遣し、訓練場をローラー捜索したが発見に至らなかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月22日