文=コラムニスト・中川幸司
一昨日から北京に滞在しています、真夏に入る前のとても心地良い気候ですね。日向に出るとちょっと汗ばみ、日陰に入ればとても涼しい、北京最高の快適時期のように感じます!秋と異なり、これから異常に寒くなる恐ろしさも無いですしね(笑)
昨日、いつものように北京のスーパーマーケットチェーンにて買い物をしていました、時間帯は人もまばらな平日の午後です。僕がお肉屋さん(精肉コーナー)の前を通りかかろうとしましたら、皆さん30代前後といったところでしょうか、6人ほどの男性・女性の店員さんが雑談をしていました(今回は、このサービスクオリティーの問題を評価するブログ内容ではありません)。悪いと思いながらも、その大きな声での雑談が僕の耳に入ってきてしまいましたので、何を話しているのかきいてみると、どうも話している内容は、日本の国家体制(?)と天皇(陛下)のことであったようです。6人のうちの1人以外はあまり詳しくないらしく、その1人が意気揚々と知識をみせびらかすかのように語っていたのが印象的でした。内容については、僕が日本人としては突っ込みどころ満載で、例えば、天皇(陛下:※もちろん彼らは陛下に類する敬称を用いていませんが。)は、いまもなお、大阪に「本部(?)」を構えていて、日本の指揮(?)をとっている、というようなことをいっていました。
まるで、我が国の戦時中の大本営と天皇陛下の御所が一緒になったような機能を想定しているようで、しかも、その所在地も、東京でも京都でもなく、大阪という、数多くのミスっぷりが面白かったですね。
それにしても、街角ベースの雑談でこういった日本の話題が語られていること、というよりも、大きな誤った解釈を持って語られていることというのは、どこの国でも「同じようなもの」だなぁと改めて思った次第です。
中川幸司さんのブログ「情熱的な羅針盤