2008年の四川大地震で救助捜索に当たった日本の救助隊と医療チームの隊員らは15日、四川省北川県の被災地跡を再び訪れ、献花や黙とうを行った。中国共産党の機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」が伝えた。
同日午後には、現地の「中学」(中高一貫校に相当)や北川県の新県庁所在地に新設された博物館、病院などを見学。中学では、西蔵(チベット)系の少数民族「羌(チャン)族」に縁起物として伝わる赤く長細い布「羌紅」が生徒たちから贈られた。救助隊・治療チームの無私の支援に対する感激の気持ちが込められているという。震災から4年を迎えた北川県には、美しい街並みがよみがえり、被災者の心の傷もすでに癒えた。(編集YT)
「人民網日本語版」2012年6月16日