日本の関西大学の河田惠昭教授は、6日、大阪市で記者会見を開き、南海トラフの東海、東南海、南海で同時に大地震が発生した場合、死者は最大でおよそ40万人に達すると発表した。
南海トラフは日本の静岡県駿河湾から四国、九州近海まで連なる。昨年3月11日に発生した東日本大震災を契機に、内閣府は南海トラフで想定する地震の規模をM8.7からM9.0に引き上げ、今年3月31日、最大震度と津波の高さを予測し発表した。これによれば、マグニチュード9クラスの地震が発生すると一部地域の津波の高さは最高で34.4メートルに達することがわかった。
河田教授は、ほとんどの人が自宅にいて避難が難しい深夜に巨大地震が起きたと想定。地震の発生が昼間なら70%の人が避難できるため、死者はおよそ12万人と予測される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月9日