7月11日、中国漁政202、204、35001号による中国漁業監視船編隊は中国の排他的経済水域(EZZ)で巡航任務に当たっていたところ、釣魚島(日本名:尖閣諸島・魚釣島)付近海域で日本海上保安庁の巡視船から複数回にわたる妨害を受けた。中国漁業監視船編隊は日本側に厳正な申し入れを行い、釣魚島付近海域は中国の主権海域であると主張、日本側船舶の妨害行為を中止するよう要求した。
日本側の巡視船はVHF16チャンネルを通じ、中国側に対して言葉による威嚇のみを行った。中国漁業監視船編隊の船員は厳正な立場に基づき、「釣魚島と附属島嶼は古来より中国固有の領土である。中国漁業監視船は中国の管轄海域で、通常通りの巡視を行なっている。日本側は理不尽な妨害を止め、即刻退去せよ」と回答した。
日本人船員はたどたどしい中国語で、「あなたたち……日本語……できる人いませんか?」ときいてきたが、中国側は「ここは中国の管轄海域だ、中国語を話せ」と応じた。
中国漁業監視船は1次調整を終え、再編成の後、引き続き中国の管轄海域を巡視する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月13日