北島康介 中国の若きエースに敗れる
日本が金メダル獲得を期待していた平泳ぎの北島康介も、29歳という年齢による衰えのためか、100メートル平泳ぎで金メダルを逃し、1枚のメダルも手にすることができなかった。中国は水泳初日で2枚の金メダルを獲得し(男子400メートル自由形の孫楊、女子400メートル個人メドレーの葉詩文)、葉詩文は世界記録を更新した。日本メディアはこれに対して、「北京五輪を契機として、中国は水泳の強化を始めた。葉詩文がポスト高速水着時代に初めて世界記録を塗り替えたことは、中国にとって重大な意義を持つ」と伝えた。
日本は水泳で27人の選手を25種目に派遣した。上野広治ヘッドコーチは出発前、「金メダルを含めて少なくとも8枚のメダル獲得」と目標とした。現時点で日本は5枚の銅メダルを獲得しているが、中国の金3枚・銀2枚・銅2枚という輝かしい成績と比べると、どうしても見劣りしてしまう。
中国 五輪精神を重視
ロンドン五輪開幕より、金メダル数ランキングが注目を集めているが、日本メディアも「中国人はこれまでの金メダル至上主義を改め、オリンピックそのものに注目し始めている。メダルを国家の名誉とする中国は、金メダルにその他の余計な要素を付け加えていた。しかし北京五輪の金メダル数でトップになると、一般的な中国人は数を盲目的に求めるのではなく、金メダルの品質を求めるようになり、スポーツ界の資源分配の不均衡にも注目しているほどだ」と報じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月3日