ある調査研究によると、衣料品、家電、家具、百貨、金属、日用品から、果物、野菜等の食品に至るまで、数えきれないほどの中国製品が存在している。その多くはコストパフォーマンスが高く、実用的でシンプルなデザインを特長としている。中には斬新かつおしゃれなデザインにより、日本人の間で人気の高い商品もある。
中国製品、外国ブランドとして販売
ヨドバシ梅田の1階では、主に携帯電話と携帯ストラップ等の関連製品が販売されている。気に入った携帯ケース、イヤホン、携帯ストラップ等の商品には、メイド・イン・チャイナと記されていた。
上階では、キヤノン、ニコン、ソニー、パナソニックなどのカメラが販売されている。その一部は日本製だが、中国製の商品もある。日本人の知り合いは記者に対して、「日本で生産されているカメラでも、多くの部品は中国で生産されている」と語った。
日本市場で流通している家電の半数は中国製だが、これらの製品にはデザインが施されず、日本に輸出されている。使用されるのは日本やその他の国家のブランドであり、「外国の皮」を借りているのだ。
これは中国にとって苦々しい、悲劇といっても過言ではない状況だ。日本でこれほど多くの中国製品を目にしたのに、中国独自のブランドを目にすることはなかったからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月14日