日本は現実の問題においても同様に自制を欠いており、道理を説いて諭すことは困難だ。過去数カ月間に日本側がした事を見てみよう。釣魚島をめぐる「命名」「購入」「視察」「魚釣り」という一揃いの茶番劇、そして米国と連携して周辺での軍事力配備の強化をしきりに放言したこと、さらに「防衛白書」で中国脅威論を煽り立てたことや南中国海紛争への仰々しい介入。日本による続けざまの無責任で結果を考慮しない挙動の1つ1つが、中国の主権の譲れぬ一線に挑戦し、中日国交正常化40周年の友好的雰囲気をほぼ破壊し尽くしたのである。
近年の日本による度重なる挑発の背景には確かに、国内の不安定な政局、経済的低迷、悲観論の蔓延、そして中国の発展に対して募る憎たらしいまでの羨望や嫉妬といった短期的要因があろう。だが、戦争犯罪行為について詭弁を弄し、反中感情を煽り立て、至る所で権益を拡大することが、実は日本では常に一定の支持を得ていることを直視しなければならない。時が経つにつれて中日間の争いは「歴史認識の争い」から「現実的利益の争い」へと転換し、日本の右翼勢力がますます活発化し、大小様々な摩擦がますます頻発するだろう。これは非常に長期にわたる実力と意志の競争となる。
中国はいざこざを起こさないが、いざこざを恐れることも断じてない。中国は平和を熱愛するが、国の主権や領土保全といった核心的利益を犠牲にすることは断じてない。日本は独断専行に走り、無頼で恐れ知らずな行動をとり続けることはできようが、必ずその代償を支払わなければならないのだ。
「人民網日本語版」2012年8月19日