日本の2011年度校内いじめ事件は7万件超 自殺率も増加

日本の2011年度校内いじめ事件は7万件超 自殺率も増加。

タグ: いじめ事件,自殺,生徒

発信時間: 2012-09-12 12:51:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の文部科学省が9月11日に発表した調査報告によると、2011年、日本では、全国の小中学校で合わせて7万231件の生徒同士のいじめ事件が発生して、3年間連続して7万件を上回ったことがわかった。

自殺した小中学生は200人に達し、2010年より44人増、過去25年間で最高水準となった。小中学生の平均1000人に5件のいじめ事件があり、熊本県が最高で32.9件だった。佐賀県は最低でわずか0.6件、この差は56倍にもなっている。これについて、文部科学省は生徒のいじめ事件の傾向は依然として深刻で、学校と教育委員会の調査方式に違いあり、この調査報告はいじめ事件の実態を正確に把握していないと指摘している。

いじめの内容について、「悪口を言われ、からかわれる」がもっとも多く65.9%。「殴られる」は22.3%、「ものを盗まれる。壊される」が7.8%、「パソコン、携帯電話などでの誹謗中傷」4.3%占める。いじめ事件の発見方式については、学校側の調査で発見されたのが28.3%、本人の告発は23.4%、先生による発見は18.1%、両親による告発は16.5%だった。

また、報告では2011年日本で自殺した小中学生は約200人で、2010年より44人増加し、2006年に現行調査方法を採用してから最高となった。この中で、学校でいじめられて自殺したのはわずか4人、両親にしかられたのは24人、進学、就職などの問題を苦に自殺したのは20人、ほとんどは自殺原因が不明だ。しかし、警察庁の統計によると、2011年には合わせて353人の小中学生が自殺しており、文部科学省の統計より153人上回っている。

文部科学省は「いじめ」は、ある程度人間関係がある人から心理的や物理的な攻撃を受けて、精神面でつらい思いをするという意味だ。毎年、各都道府県の教育委員会は子どものいじめの状況調査を行っている。ここ最近、数件の中学生の自殺事件が学校での同級生によるいじめで引き起こされたものだと認定され、日本社会で広く注目を集めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月12日

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