日本政府は11日午前の閣議で、中米韓の各国駐在大使の人事を決定した。駐中国大使には、丹羽宇一郎大使の後任として西宮伸一外務審議官(経済担当)を起用する。新京報が報じた。
在中国日本大使館の報道官によると、丹羽大使退任の具体的な時期についてはまだ明らかになっていない。ただし規定では、大使は発令日から40日以内に現任地を出発しなければならないため、新大使は10月21日までに北京に赴任する。丹羽大使は新大使が到着する前に北京を離れると見られる。
西宮外務審議官は1952年生まれ、東京大学法学部を卒業し、1976年に外務省に入省した。その後、在中国大使館の公使などを歴任し、2010年12月に外務審議官(経済担当)に就任した。
報道によると、玄葉光一郎外相は11日の閣議で、外務省の人事異動をめぐる報告を行い、承認を得た。日本は駐中国大使のほかに駐米大使と駐韓国大使も交代させ、外務省の佐々江賢一郎事務次官を駐米大使に、外務省政務担当の別所浩郎外務審議官を駐韓国大使にそれぞれ起用した。