■中国は他国の脅威ではない
日本側は中国側の反応が予想よりも強かったと公言している。まさか国家主権の核心的利益に関わる問題において、中国がぐっと我慢し、言葉を飲み込むとでも夢想していたのではあるまい?中国の反撃措置は理に適い、有利で、節度があり、国際的な道義と法理の要衝を制圧し、国際社会の理解と支持を勝ち取っており、歴史の検証に耐えうるものだ。
中国は外交関係に関するウィーン条約と領事関係に関するウィーン条約を厳格に履行し、在中外国機関の利益を法にのっとり保護しており、在中日本企業の社員も安全だ。問題となった事件は偶発的な、特殊な事件に過ぎず、中国の関係当局は真剣に捜査し、法にのっとり処理した。
日本は明らかに中国の領土主権を深刻に侵害しておきながら、自分の事を棚に上げて、中国の「脅威」にさらされていると非難する。世界のどこにこんな道理があるだろうか?中国は過去に他国の脅威になったことはないし、現在も他国の脅威ではないし、将来も他国の脅威になることはない。だが、大胆にも中国の領土主権を損ない、越えてはならない一線を越える国があったなら、無関心に座視することはあり得ない。もし日本が「脅威」にさらされることを本当に恐れているのなら、やはり危機の瀬戸際で踏みとどまる方法を真剣に考え、過ちを直ちに正し、釣魚島問題の交渉による解決の軌道へ戻ってくるべきだ。国家の領土主権を守る中国政府の決意と意志は確固不動たるものであり、いかなる者もこれについて幸運を当てにしたり、疑ってはならない。
釣魚島は中国のものだ。正当な道理は中国の側に、正義は中国の側にある。
「人民網日本語版」2012年10月12日