生きとし生けるものには、運命がある。この赤ちゃんパンダもそうだったのだろう。しかし、北海道の旭山動物園の小管正夫園長の見方は異なる。
小管氏は先ごろメディアの取材に対し、この赤ちゃんパンダをこのような曖昧な形で死亡させるべきではないと表明している。「上野動物園の園長が記者会見で泣くヒマがあったら、今回の失敗の原因を真摯に追求するべきである」。「これほど人気があって、これほど絶滅に瀕している動物が、上野動物園で死んだとあっては、まさに悲劇だ。真の原因を追究しなければ、今後も同様のことが起こりうる」。
小管氏によれば、「真真」が赤ちゃんを産んで2日目に上野動物園は彼女に竹を与えており、これが赤ちゃんの死因のひとつだと指摘する。一般的に、出産後にすぐ餌を与えるとお母さんパンダは子育ての欲望が失われるのだ。
実際、「真真」が食べ物を食べた後、子供を抱こうとしなくなった。報道によると、当時の「真真」は子供を地べたに放り出し、竹を食べることだけに専念していた。