夫婦関係に感情的なすれ違いが生じれば、浮気まであと一歩と言える。日本社会はこれを「不倫」と呼ぶ。日本人はこのような倫理に反する行為を忌み嫌っている。しかし日本の不倫発生率の高さは、外国には及びもつかないほどだろう。これにはもちろん「家の花は野の花ほど香りが良くない」という要因があるが、その他にも具体的な原因が存在する。
1. 不倫する日本の夫は、妻が料理をしないことに最も不満を覚える。男の心をつかむためには、男の胃袋をつかまなければならない。日本では現在、夫婦共働きの家庭が増えている。妻は外で一日中忙しく働き、帰宅後はソファーに直行しくつろぎたいところだ。夫は帰宅後、自ら料理することが多い。
もちろん、中には料理をしたがらない専業主婦もいる。夫に毎晩メールを送り、帰宅する途中で外食するか、弁当を買ってくるよう伝えるのだ。ある結婚したばかりの男性(35)は、「家で妻に料理を作ってやるくらいなら、自分で外食したほうがましだ。ずっと外食できるのだから、付き添ってくれる女性を求めるのは当然だ」と語った。
2. 浮気する夫は妻の放任主義を不満に思う。多くの男性は妻に厳しく管理されることを望んでいないが、せっかく結婚したのに少しも心配されないようではダメだ。「自由」と「誰も構ってくれない」は一歩の差だ。また男性は永遠に子供であり、どれほど大きな体をしていようと、会社でどのような職責を担っていようと、いくつになろうと、それが変わることはない。