野田首相は16日に衆議院を解散した。
■第三極の出現
日本の野田佳彦首相が衆議院を解散した。総選挙は12月16日に投開票が行われる。世論調査を見ると、2009年に政権を獲得した民主党は下野するだろう。
報道によると11月13日、齢80の右翼政治屋、石原慎太郎氏は大阪の維新の会と協力して「第三極」を構築すべく、自らが前面に出てきて「太陽の党」を結成した。最大野党の自民党も野田政権に退陣を迫り続け、安倍晋三総裁は野田首相にはすでに「政治力」「政策推進力」「外交力」がないと指摘した。
橋下徹大阪市長を代表とする「日本維新の会」と「太陽の党」は17日に大阪で正式に合流。「太陽の党」が解散する形で石原氏が「日本維新の会」の代表、前代表の橋下氏が代表代行に就任した。読売新聞は「石原氏は『第三極ではあるが、第二極にならなければならない。小異を捨てて大同につかなければならない』と述べた」と報じた。
注目に値するのは、福田康夫氏、森喜朗氏などベテラン政客が健康や年齢を理由に政界引退を決めたことだ。中川秀直氏、武部勤氏、羽田孜氏、与謝野馨氏も同様に高齢を理由に引退を決めた。