第7回東アジアサミット(EAS)が20日、カンボジアのプノンペンで開かれ、中日韓3カ国は自由貿易協定(FTA)交渉を開始することで一致した。中日韓の自由貿易区構築は厳しい道のりを歩んでおり、その重要な意義に引き続き目を向け、交渉の順調なスタートを積極的に推し進める必要がある。
中日韓はアジア経済を支える世界で重要な経済国であり、そのうえ3国間の経済貿易関係は緊密化し、互いに重要なパートナー、市場でもある。自由貿易区が構築されれば、人口15億人超の大規模な市場が誕生し、世界最大の発展途上国と先進国による自由貿易区となる。また、中日韓3国の関係の強化は東アジア経済一体化を促進し、貿易・投資の障壁の除去、地域市場の拡大などの経済効果ももたらす。自由貿易区の構築後、中国のGDPは1.1~2.9%増加し、日本は0.1~0.5%、韓国は2.5~3.1%増加する見込みだ。
また、中日韓自由貿易区の構築が中国にもたらす効果にも注目したい。まず、中国と日韓の間の貿易・投資の障壁をなくし、日本・韓国への貿易と投資の規模を増やす。2つ目は、日韓との間の産業チェーンの合理的な分布を促し、資源の利用効率を高める。3つ目は、生産、貿易、福利面に多大なマクロ経済効果をもたらし、雇用水準を高める。4つ目は、自由貿易区戦略の実施を加速化し、米国がアジア太平洋地域で進める環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に対抗することで、中国の利益の最大化を実現する。10+3(ASEAN+中日韓)、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉・構築の基礎と前提である中日韓自由貿易区は、アジア地域経済一体化を加速化し、アジア諸国に地域経済一体化での主導権を持たせると同時に、米国が主導するTPPのアジアでの存在のバランスも取ることができる。
李光辉、梁明:中日韩自贸区,分歧再大也要推进
第七届东亚峰会等会议近日在柬埔寨金边举行,在会议期间,中日韩三国正式启动了自贸区谈判。中日韩自贸区筹建进程走到今天来之不易,我们应继续重视中日韩自贸区的重要意义,积极推动谈判顺利启动。
中日韩三国是亚洲经济支柱和全球重要的经济体,而且三国经贸联系日益紧密,互为重要经贸合作伙伴和目标市场。一旦自贸区建成,将出现一个人口超过15亿的大市场,成为世界上人口最多的发展中国家和发达国家联合起来的自贸区。同时,中日韩三边关系的加强将促进东亚经济一体化进程,带来一系列经济效益,如消除贸易和投资壁垒、扩大地区市场等。据预测,自贸区建成后,中国的GDP获益增长1.1%至2.9%,日本获益增长0.1至0.5%,韩国获益增长2.5%至3.1%。
建设中日韩自贸区对中国的一系列积极作用值得重视。第一,建设中日韩自由贸易区将有助于消除中国与日韩之间的贸易和投资壁垒,提高中国对日韩的贸易规模和投资规模。第二,中日韩自贸区将会促进中国与日韩产业链的合理布局,提高资源的利用效率。第三,中日韩自贸区将会给中国带来可观的生产、贸易和福利方面的宏观经济收益,提高中国的就业水平。第四,中日韩自贸区的建设将有助于中国加快实施自贸区战略,以抗衡美国正在亚太地区推进的跨太平洋战略经济伙伴关系协议(TPP),从而实现中国的利益最大化。中日韩自贸区作为10+3(东盟+中日韩)和区域全面经济伙伴关系协定(RCEP)谈判和建设的基础和前提,将加速亚洲地区经济一体化的进程,使亚洲地区国家能在区域经济一体化中占据主导权,并制衡美国主导的TPP在亚洲的存在。