◇近隣窮乏化政策をとるべきではない
中国商務部国際貿易経済合作研究院・対外貿易部の金柏松副主任は「国際商報」に対し、「輸出増加は日本の続く後退を止める唯一の方法である。中でも最も重要なのは中日関係を改善し、中国の対日貿易を促進することだ」と話した。
統計によると、日本の輸出は10月まで5カ月連続で減少し、同月の経常収支の黒字額は前年同期比29.4%減少した。中国の税関の統計によると、11月の中国の日本からの輸入額は138億米ドルで前年同期比15.1%の大幅減となった。金柏松氏は、欧米の外需減少などの影響のほか、最大の貿易相手国である中国との貿易が減少したことが主な原因だが、日本政府はこれに目を向けようとしていないと指摘したうえで、「次期政権が第二次世界大戦時の軍事拡張戦略を堅持すれば、日本の景気は引き続き後退し、もっと深刻になる」と断言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月12日