安倍政権外交の米国志向 片思いに終わるか?

安倍政権外交の米国志向 片思いに終わるか?。 安倍首相の言い方を借りれば、日米関係が順調であれば、他の方面も安定して順調に進むらしい。これが今後の1年もしくは数年間の首相就任期間で片思いに終わらなければいいのだが…

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発信時間: 2012-12-28 09:45:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=コラムニスト・陳言

 

12月26日午後、日本では衆参両議院で選出され、2006年から2007年にかけ1年間首相だったものの「腹痛」で辞職した安倍晋三が首相に就任した。この日の夜、安倍首相は燕尾服を着て天皇から任命書を受け取った。その後、速やかに組閣し、3年3カ月ぶりに自公連立内閣が発足した。

難局にある外交

現在、日本はいつの時代よりも東アジアで果たすべき役割を明確にすべき時にきている。日米同盟だけを強調すれば、東アジア諸国との関係を遠ざけることになり、日本の外交は好転が難しくなる。

安倍首相が選挙期間中に発していた恐ろしい話題は、注目を集めるためだけが目的だとして批評しないことにしたい。だが、首相就任後は彼の一挙手一投足が、日本国の意思になる。選挙中のように軽薄ではいられない。

来年1月、安倍首相は日米関係強化のため、まず米国を訪問する予定だ。米国が日本にどのような利益を与えようと、日本はあまり多くを望んでいない。安倍首相が最も望んでいるのは、日本が軍隊を海外派兵し米国と肩を並べて作戦をたてることだが、戦争は日本にとってどんな意味があるのか。どこで誰がどのような戦争や紛争をしかけようとしているのか、安倍首相の言葉ははっきりしない。

領土問題は中国と日本の間で唯一の解決すべき問題ではないが、安倍首相の選挙中の言葉からすれば、ほとんど中日間は領土問題のほかには、しっかりと話すべきことがない様だ。もし、選挙期間中に安倍首相が言っていたような恐ろしい話が現実になれば、中日関係は民主党時代よりさらに悪くなるだろう。現在、日本から新任の大使が中国に赴任し、特使も中国に来た。行動は言葉よりも雄弁だ。人を判断するには、その人の言葉を聞くだけでなく行動もよく見なければならない。今、中国は安倍首相の行動を観察する時なのだ。

日本と他国との外交を見ると、19日に韓国で選挙結果が出たが、日本と韓国がすぐに領土問題で起こった外交上の亀裂を修復するのは難しい。日本と朝鮮の関係も、拉致問題で目下朝鮮と数人の日本人の拉致問題が話し合われているのみで、今後、朝鮮が第二次大戦前に日本が数万人の朝鮮半島の労働者を拉致した問題を提起すれば、外交はもっと困難な局面に陥るだろう。日本とロシアの外交は戦後ずっと悪い状態にあり、今後もこの状態が好転する可能性は低い。

安倍首相の言い方を借りれば、日米関係が順調であれば、他の方面も安定して順調に進むらしい。これが今後の1年もしくは数年間の首相就任期間で片思いに終わらなければいいのだが。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月28日

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