中国では5日午後12時34分(日本時間同1時34分)、24節気のうち寒さが最も厳しい時期に入る「小寒(しょうかん)」を迎える。人民日報が報じた。
天津市天文学会の趙之◆理事によると、天文学では、太陽黄経が285度になる瞬間を「小寒」とし、毎年1月5-7日の間に起こる。「小寒」の「寒」は「寒さ」の意味で、この日から冬の寒さが1年で最も厳しい時期に入る。「大寒(だいかん)」ほどは寒くないという意味で「小寒」と呼ばれる。
字面では「大寒」の方が寒いことになるが、気象記録では小寒の方が寒いことが多い。「小寒」は、中国の民間で最も寒さが厳しくなるとされる「三九」(冬至から数えて3分割目の19-27日目)に当たるためだ。中国には「小寒大寒、滴水成氷」(小寒大寒はしたたる水が氷になる)ということわざもある。
*◆は王へんに行
「人民網日本語版」2012年1月5日