韓国の次期大統領になった朴槿恵(パク・クネ)は、4日午後、ソウルで日本の新首相である安倍晋三の特使である額賀福志郎前財務大臣と会見し、日本に対し「政治問題を正視し、両国は未来にむかって関係を発展させるべき」と呼びかけた。
額賀氏一行がソウル金浦国際空港に到着する直前、韓国人男性がナイフで自らを傷つけ、抗議した。
男性の名前は金昌根(62歳)といい、ソウルの保守派民間団体「愛国国民運動大連合」の構成員で、ほかの4人とともに空港で安倍特使の訪韓に抗議していた。
韓国警察によれば、金昌根はこの日11時53分ころ、ナイフで自分の腹部を刺した。その後、現場で警備に当たっていた警官が近隣の病院に搬送、命に別状はない。
「愛国国民運動大連合」の代表は、切腹は金昌根個人が突然行ったものであり、仲間も驚いていると話している。
金昌根は昨年トラックで日本の駐韓国大使館の正門に衝突して、日本の極右が行った韓国籍「慰安婦」に対する侮蔑に抗議している。この事件による人的、物的被害は確認されていない。ソウル地方裁判所は昨年9月、金昌根に禁錮1年、執行猶予2年の判決を言い渡している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月5日