日本の華字紙「新華僑報」のウェブサイトで14日に発表された記事によると、海外では日本文化の影響力が衰えているという。彼らのソフトパワーに陰りが出ているというのだ。ソフトパワーを高めることは経済発展につながると言われるが、日本の場合は、経済の疲弊がソフトパワーの地位を下げている。以下は要約。
日本のマンガが世界を席巻しているというのは言い過ぎではない。日本のソフトパワーはかなり強力だと言わざるを得ない。しかし、ある面から見ると、日本のソフトパワーが落ちていることがうかがわれる。メルボルン日本語教学センターの主任が少し前に行った研究によると、オーストラリアで日本語を学ぶ学生の数は2000年から16%減少した。日本語学習者の減少数から見れば、海外における日本文化の影響力は徐々に落ちており、ソフトパワーに陰りが生じていると言える。
この20年、日本経済は下り坂を転げ落ちるばかりだった。加えて「少子高齢化」の問題も深刻だ。日本語を問わず外国語を学ぶことは、実際に学ぶ人から見れば、将来の武器につながるものだ。そのような状況では、文化的魅力だけではカバーできないのである。