さらに率直な意見を持つ人も少なくない。カワイイ物がもたらす喜びはいずれも、幼稚で浅薄、あるいは愚昧だと、鼻で笑う人もいるのだ。以下のような言い方をすることもできる。日本では軍事という「ハードパワー」が憲法で制限を受けていることから、「皮相的」な「カワイイ」で世界に影響を与えることにしたのだ。「歴史」という難関を真剣に再考するよりは、日本のもっと積極的なイメージを世界に植え付けようとしたのだ。
文化的な魅力は、国家のみならず、国民や社会から構成される。日本の文化的な魅力が減少している背後には、日本のソフトパワーの国際的な影響力の陰りがある。とはいえ、我々が注意すべきなのは、日本国民の民度や、国家的な科学技術力で作られた文化的な力である。それらは依然として、世界でもトップクラスだ。我々が文化的影響力を高めたいと思うならば、日本に学ばなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月18日