釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題で厄介なのは、日本が中国との間に係争が存在することを認めないことだ。日本の関係者がそのような発言をするたびに、中国の関係者が激怒する。彼らは、清王朝が最も脆弱・無能であった1895年に、日本がこれらの島々を「盗んだ」としている。これに名誉や主権の観念が加わり、北東アジア情勢が危機を迎えているように見える。シンガポール紙・海峡時報が1月25日に伝えた。
中国人は、日本が昨年9月に係争が存在する島々のうち、日本領ではない3島に対して国有化を実施し、現状を打破したとしている。
まず、日本は釣魚島を巡り中日間に係争が存在することを認めるべきだ。鳩山由紀夫元首相の先ほどの発言は、日本で怒りを買った。しかし観測筋はこれについて、日本は誠意を持っていないと見られやすいと指摘した。
日本はまた、先ほどの島の国有化が中日関係の悪化を招いたことを認めるべきだ。これは明らかな事実を認めるだけだが、中国をなだめる一定の効果がある。
次に、中国は海もしくは空からこれらの島嶼に入らないと約束してもよい。
最後に、米国は同問題で「どちらか一方に肩入れしない」ことを強調する他に、これらの島嶼に日米安保条約が適用されるか(米国が中国との戦争に干渉するか)という問題について、どちらとも取れない態度を示し続けるべきだ。これらの措置は、双方が昨年9月以前の状態に戻ることを促すだろう。