中国の汚染物質が飛来? 日本を震撼させる

中国の汚染物質が飛来? 日本を震撼させる。 西日本の各地でこのほど、空気中のPM2.5(粒径2.5μm以下の小さな微小粒子状物質)が環境基準を超える数値に達しており、中国北方の濃霧が飛来したものと見られている。共同通信社の4日の報道によると、地理的に中国から最も近い福岡県は「越境汚染」の「被災地」とされている…

タグ: PM2.5 汚染 環境 花粉症

発信時間: 2013-02-05 10:08:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

西日本の各地でこのほど、空気中のPM2.5(粒径2.5μm以下の小さな微小粒子状物質)が環境基準を超える数値に達しており、中国北方の濃霧が飛来したものと見られている。共同通信社の4日の報道によると、地理的に中国から最も近い福岡県は「越境汚染」の「被災地」とされている。福岡県は5日から、全県で10ヶ所のPM2.5濃度観測点を設置し、ウェブサイト上でリアルタイムの報告を行い、県民の不安を解消する。

日本は中国の大気汚染にこれまでも注目してきた。AFP通信は4日、「北京および中国のその他の都市で発生した濃霧の画像・映像が、日本の各局で報じられている。各番組はさらに、中国の汚染物質が海を越え日本に渡る図を作成した」と報じた。

朝日新聞は4日、中国北方の汚染物質を含む濃霧が、すでに海を越えて日本に飛来したと伝えた。環境省はPM2.5の数値が環境基準値をやや上回ったが、直ちに健康への影響はないレベルだとした。しかしすでに一部からは、これを懸念する声があがっている。九州大学応用力学研究所の竹村俊彦准教授は、「中国からの越境汚染は今になり始まったものではなく、汚染が深刻になっているのだ。日本の汚染濃度は中国の10分の1以下だが、安心できるというわけではない。濃度が高い場合、呼吸器や循環器に疾病を持つ人は、外出を控えるべきだ」と注意を促した。

日本メディアの宣伝もまた、一般人の間で懸念を引き起こしている。朝日新聞は、「福岡市内のある保護者(母親)は毎日、環境省の大気汚染速報をチェックし、幼稚園に通う娘にマスクを着用させている。汚染濃度が深刻な場合、外に服を干さないという」と伝えた。富山市のある託児所では中国からの汚染物質による影響を懸念し、1月中旬より汚染物質の濃度が高い場合は窓を閉じて、子供を外で遊ばせないようにしている。

AFP通信は、「中国と日本の関係は釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題により緊張状態に陥っている。日本は大気汚染を中国のせいと決め付けたがっていないが、国民は隣国に対して強い不満を表明している」と伝えた。テレビ東京は4日、「史上最悪の中国の大気汚染が、日本の春の花粉症をより深刻なものとする。有毒物質の混入により、花粉症の危険性が高まる」と報じた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月5日

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