外国メディアの報道によると、日産の傘下豪華ブランド・インフィニティの2012年の中国での販売台数は、目標の約半分にとどまった。中国での販売を伸ばすため、インフィニティは日本との関係を弱め、中国の消費者による反日感情の回避を図った。
1月28日、インフィニティのヨハン・デ・ナイシェン社長は北京で取材に応じた際、「中国の反日ブームの影響を受けたか」という質問に対し、「インフィニティはアジアのブランドで、一つの国に属してはいない。親会社の日産から独立しており、その区別は明らかだ。弊社はアジアの豪華ブランドである」と話した。
また、ナイシェン社長は「中国は弊社のトップ戦略の重点地域である。中国での成績がよくなければ、世界的ブランドになるのは難しい。長期的な視点から中国市場進出を進めている」と強調した。
2013年の販売台数については、前年比で少なくとも10%増加するとし、販売店を2012年末の計60社から、年内さらに20社増やす方針を示した。
しかし、インフィニティが昨年、中日間の釣魚島事件からまったく影響を受けなかったとも言えない。「ウォール・ストリート・ジャーナル」がアナリストのデータを引用したところによると、同社の2011年の中国での販売台数は1万9075台で、2012年は3万台が目標だったが、実際は半分の1万5000台にとどまった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月5日