日米首脳会談間もなく実施 「慣らし運転」の段階へ

日米首脳会談間もなく実施 「慣らし運転」の段階へ。 安倍晋三首相は今月中旬に訪米を予定しているが、これは重大な意義を持つ。日米両国は今回の首脳会談を通じ、各自の戦略調整を実現することに期待している…

タグ: 安倍 首脳会談 米国 TPP 訪米

発信時間: 2013-02-10 11:11:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国は一方で、中国の平和的発展がアジア太平洋地域(特に東アジア)の伝統的な秩序を打破することを懸念しているが、オバマ政権は同時に中国の発展抑制の非現実性・非実行性を十分に認識している。米国の取り組みは、中国の前進ペースを緩めることに集中し、少なくとも中国台頭を妨げる障害を設置するだろう。そのため、日本の役割が米国国内の保守派から再び注目されている。

その一方で、米国は日本の対外戦略が無秩序に膨張することに対しても、一定の懸念を示している。言うまでもなく、日本の政治の急速な右傾化に伴い、対外戦略の積極性が高まっている。これは東アジアの安定的な政治・経済、さらには安全枠組みに対して影響を及ぼし、米国にとって一定の脅威となる。さらに、日本の対外戦略の急激な拡張による結果は、米国の予想と許容範囲を大きく上回る可能性がある。そのためオバマ政権は、日本の不確定性に満ちた勢力拡張に対して、いかにこれまで通り効果的に支援しコントロールするべきかを、真剣に考慮している。

日本に対する「好きだが怖い」という矛盾した心理が存在する中、米国は日本の同盟関係における力を解放させており、日本が既存の安保体制下で軍事力を強化することを黙認している。日本の対外戦略の半径拡張に対する積極性が高まっており、国際社会はこれを十分に重視する必要がある。

今回の日米首脳会談は、安倍政権・第二次オバマ政権の「慣らし運転」の始まりとなる。(陳友駿:上海国際問題研究院博士)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月10日

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