沖縄県石垣市が進める中国領土の釣魚島を世界自然遺産に登録する計画は、火に油を注ぐ新たな挑発行為であり、これを実行に移せば、中日間の領土争いはさらに激化し、危険な状況に陥ることは間違いない。
日本政府は「奄美・琉球」を世界自然遺産に登録する申請の準備を進めており、石垣市は日本政府に釣魚島及びその付属島嶼を申請リストに盛り込むよう求めた。世界遺産登録を通して、権威ある国際機関に釣魚島が日本領土であると認めさせたい考えだ。
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、世界自然遺産の申請は、まず本国の価値のある自然遺産のリストを作成することを定めている。すなわち、申請国がその遺産の主権を有していることが前提である。
石垣市は釣魚島を世界自然遺産に登録するための草案を作成済みで、市民から意見を求めているところだという。また、時期を見て島に上陸し学術調査を行い、環境省とユネスコを説得できる「十分な資料とデータ」を得ようとしている。