村山富市氏 1月の中国訪問について

村山富市氏 1月の中国訪問について。

タグ: 村山富市 訪中 唐家セン

発信時間: 2013-02-18 15:46:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「村山談話」を発表し、日本の植民地時代に対する反省と謝罪を表明した日本の元首相である村山富市氏が2月11日環球時報の単独取材に応じた。

記者:これまで何度も中国を訪問していると思うが、2013年1月の訪中の背景は特殊だったと思う。これまでの訪中と比べ、何か心境の違いはあったか。

村山元首相:2012年は日中国交正常化40周年の節目だったが、島嶼をめぐる争いによって、多くの記念イベントが中止された。そのため、正直言うと、今回の訪中はいくらか緊張した気持ちで臨んだ。しかし、中日友好協会会長の唐家セン元国務委員との1時間半にわたる長い会談を通して、状況は思っていたほど緊迫したものではないと感じ、我々も話すうちにどんどん打ち解けていった。日中両国の歴史から始まり、日中関係の現状に至るまで、釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題に関しても意見を交わした。この問題は、話し合いによって解決するべきであると、我々の意見は一致した。

今回、私は日本政府の代表としてではなく、民間団体、即ち日中友好協会の代表として、中国を訪問した。今、最も重要なのは緊迫した情勢を緩和し、日中両国が面と向って話し合いができる環境を作ることである。中国の公務船は釣魚島周辺海域で巡視活動を行っており、日本も海上自衛隊を出動し、現場では極めて緊張した状況が続いている。このような緊迫した局面を打開する方法を考えなくてはならない。問題の要は、日中両国の国民が、この事態をどのように考えているかである。国民の支持がなければ、政府が動くのは難しい。両国の民間団体は、話し合いによって事態を解決に導く環境を作る責任がある。それこそ、私の訪中の目的であり、日中両国の国民も皆、対話による解決を望んでいると信じている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月18日

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