「村山談話」を発表し、日本の植民地時代に対する反省と謝罪を表明した日本の元首相である村山富市氏が2月11日環球時報の単独取材に応じた。
記者:中国において、日本を比較的理解している人はよく、「日本人は第二次世界大戦で日本を倒したのは中国人ではなく、アメリカ人であると思っている。それが、今になっても日本が中国に頭を下げない理由である」と話している。この観点についてどう思うか。
村山元首相:私はずっと、日本を倒したのはアメリカではないと思っている。日本は、広大な中国で覇権を握ろうとした。それは初めから実現不可能な妄想に過ぎず、戦う前から負けは決まっていたのだ。それこそ、日本が戦争に負けた根本的な要因である。もちろん、一部では、アメリカが参戦しなければ、日本は中国に勝っていたと見る人もいる。このような考えを持つ日本人は、全体が見えていないと思う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月18日