アジアサッカー連盟(AFC)が主催するAFCチャンピオンズリーグ2013(ACL)が26日、開幕する。ACLに出場する中国チームは中国サッカー・スーパーリーグ(CSL)に所属する江蘇舜天、広州恒大、北京国安、貴州人和の4チーム。今後、日本や韓国のチームと対戦する。さまざまな試合で惨敗を喫し、AFCアジアカップの決勝トーナメントへの出場が極めて困難な情勢の中国チームにとってACLは特別な意味を持つ。人民日報が報じた。
■広州恒大、ACL制覇が目標
北京時間の26日午後8時(日本時間午後9時)、ACL第1戦の広州恒大対浦和レッズ戦は、広州天河体育センターでキックオフとなる。
2007年ACLを制した浦和レッズは今回、王座奪回に燃えている。AFC開幕前に練習試合8戦を交わした浦和レッズの戦績は5勝2敗1引き分けと、負けはFCソウル戦のみだった。また8戦で、計21ゴールを決めており、どこからでも点の取れる攻撃力の強さを実証している。
一方、広州恒大は今季、これまで薄かったディフェンスの強化を図っているものの、まだ課題は残っており、いかにうまく攻撃するか以外に、ゴールをどれほど死守できるかがカギとなる。この点、現在同チームの指揮を執る元イタリア代表指揮官のマルチェロ・リッピ監督の采配が見どころだ。
中国チーム4チームのうち、最も高い実力を誇る広州恒大は、ACL制覇を目標に掲げており、予選のグループ戦での敗退は絶対に許されない。どんな強敵に面しても、プレッシャーなどをすべてはねのけ、アジア制覇の目標に向かって、突っ走ってほしい。