日本の週刊ポストは27日発売号に、「中国の海洋監視船が釣魚島周辺海域で日本の漁船を追撃した」とする写真を掲載し、「中国艦の機関銃は我々に向けられ、いつ発砲されるかと生きた心地がしなかった」と伝えた。また記事は、中国の公務船が同海域で日本の船舶を長時間追跡するというのは前例がなく、中国側は国際社会に強硬に主権をアピールし始めたとした。
これを受け、中国国家海洋局の報道官は27日夜、報道は全くのでたらめで、悪意ある行為であり、事実とあまりにかけ離れていると批判した。報道官は、「中国海監は国家海洋局が所轄する行政・執法チームであり、国際法および国内の関連法に厳格に基づき、行政的手段を用いて権益維持の法執行任務を行ってきた。同日、釣魚島領海を巡航していた中国海監編隊は、日本の漁船が中国の釣魚島領海に進入したのを確認し、正常な権益維持の巡航執法任務を行った。編隊は機関銃などの大型兵器を装備しておらず、日本の漁船に対する執法行為は合理的で法にかなったものである。日本側の一部の下心ある政治家とメディアによる中国の海洋監視船の正常な執法任務を悪意を持って大々的に取り上げ、大衆をだまそうと嘘をつき、中日関係の大局を損なう行為は、両国の平和的な発展に不利に働き、問題解決の助けにはならない」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月28日