このところ、日本の捕鯨活動が各国から批判を浴びているものの、日本の林芳正農林水産相は26日、「日本は決して捕鯨をやめない」と依然、強気の姿勢を崩さなかった。
仏AFP通信によると、林農林水産相は取材に対し、「日本のおける捕鯨の歴史は長く、周辺を海に囲まれている島国である日本にとって、海から良質なたんぱく質を取ることは、食の安全においても極めて重要である」と説明し、「韓国は犬の肉を食べ、オーストラリアではカンガルーを食べる。それが彼らの文化・伝統習慣であると理解しているから、誰もそれを阻止したりしない。捕鯨も長きに渡り受け継がれてきた日本の伝統文化であり、『どうか、我々の文化を理解して欲しい』と伝えたい」と話した。
国際捕鯨取締条約により、1986年から商業利用を目的とするクジラの捕獲は禁止されている。日本は1987年から、「科学的調査」という大義名分を掲げ、大規模な捕鯨を行ってきた。オーストラリアやニュージーランドは、毎年周辺海域で捕鯨を行う日本に怒りを顕にしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月27日