日本、中国人留学生が急減 留学生30万人計画の実現に影響

日本、中国人留学生が急減 留学生30万人計画の実現に影響。

タグ: 中国人留学生,経済の低迷,早稲田大学

発信時間: 2013-03-02 09:25:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の華字紙「中文導報」によると、経済の低迷と大震災の影響を受け、2012年5月1日時点での外国人留学生は137,756人となり、前年と比べ319人減少したことが、日本学生支援機構が2月に発表した統計調査で明らかになった。前年比0.2%のマイナスとなる。

日本における外国人留学生数は2年連続で減少している。地域別で見ると、アジアからの留学生が最も多く127,175人で、92.3%を占める。次がヨーロッパで3.2%、三番目が北米で1.8%。

国家および地域で見ると、最も多いのが依然として中国大陸からの留学生で、86.324人に達する。2番目が韓国人留学生で16,651人。アジアからの留学生の総数はこの数年減少傾向にあり、なかでも中国大陸からの留学生は1.4%の減少、韓国は5.6%の減少となっている。ただし増加している国もあり、留学生数の第4位であるベトナムは8.4%の増加、第5位のネパールは22%の増加となっている。

都道府県別で見ると、東京の外国人留学生が最も多く43,500人。大阪と福岡がこれに続き、それぞれ10,521人と10,434人。

留学生受入数の多い大学は、多い順に早稲田大学、日本経済大学、東京大学、立命館太平洋大学、九州大学、大阪大学、筑波大学、京都大学、名古屋大学、東北大学となっている。

上述の統計データは、語学学校など日本語教育機関の留学生は含まれない。これら教育機関に在籍する留学生は24,092人で、1,530人の減少となっている。そのうち中国人留学生は15,079人で、2,275人減少している。

日本政府は2020年までに留学生数を30万人に増加する計画を立てている。一方、日本学生支援機構のデータによると、2010年に14万人を突破して以降、留学生数は2年連続で下降している。

教育業界筋は、中日関係の悪化を受け、日本の語学学校へ申し込む中国人学生が今年に入って急減していると言う。両国関係の冷え込みがこのまま続けば、さらなる減少は避けられない。留学生30万人計画の実現が危ぶまれる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月2日

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