韓国のテレビ局KBSのウェブサイトは、「安倍首相は6日午後に韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と電話会談を行い、大統領就任を祝い、両国関係の発展方針について意見交換した。安倍首相は韓日関係について、自由・民主主義などの価値観を共有する韓日両国の間には難しい問題が存在するが、大局を重視し、未来を見据えた日韓関係の発展に向け緊密に協力していくとした。安倍首相はまた、朴大統領の訪日を招請した」と伝えた。
安倍首相はその一方で、中国に対する強硬な一面を見せた。産経新聞は、「安倍首相は6日、中国の軍事費について懸念を表明し、今後引き続き中国の国防政策に注目し、各種の対話・交流により、(中国が)透明度を高め国際ルールを順守するよう促していくと述べた」と伝えた。
時事通信社の報道によると、安倍首相は中国の深刻な大気汚染問題について、「日本の経験と環境技術を活かし、中国の環境問題の解決に積極的に参与する」と表明した。これは安倍首相の、中国との技術提携の推進意向を示すものだとする分析もある。
NHKは、「高村自民党副総裁は日中関係改善に向け、5月の日中韓サミットの際に、日中首脳会談を実現させる意向だ」と報じた。毎日新聞は、「河野洋平衆議院前議長は、安倍首相が就任後に高い支持率を維持しているのは、米国の忠告を聞き入れ、中韓を刺激する政策を講じていないことが主な理由だとしている」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月7日