中国人には「日本人は小さい」というイメージを持つ人が多いが、どうやらそれは正確ではないようだ。有史以来、規模、範囲ともに最大で最も完全な漢族の体質調査が行われ、中国南方の漢族の平均身長が日本人より低いことがわかった。
ここ4年間をかけ、天津師範大学生命科学学院の鄭連斌教授を中心とする国家自然科学基金の重点プロジェクトである 「漢族体質人類学研究」で、中国大陸在住の漢族42971人に身体検査を実施した。うち25000人以上に86項目の測定基準で計測を行い、17000人以上に25項目の集団遺伝学基準で調査を行った。合計111項目の基準による263万以上の有効データによるデータベースを構築した。