鄭連斌教授によれば、これは2000年来、初めての漢族に関する体質データベースであるという。漢族は世界最大の民族で、世界人口の18.2%を占めている。中国の55少数民族にはすべて少なくとも体質のデータがとられているが、これまで完全な漢族の体質に関する資料は存在しなかった。このデータベースの構築で、「中華民族の体質に関するデータベースが一応構築された」ことになる。
研究チームはすでに15154人の中国南方在住の漢族の体質データの分析を実施した。うち男性7340人、女性7814人を20歳代層(20歳~39歳)、40歳代層(40歳~59歳)、60歳代層(60歳以上)に分類し、海外の学者に同年齢層の日本人、韓国人との比較データを公表した。