日本は4月の新学期シーズンを迎えた。このほど多くの在日中国人は、子供を中国留学に送り出し、祖国の言語を学習させ、祖国の文化の薫陶を受けさせようとしている。総合中国語新聞・中文導報が伝えた。
子供を中国留学に
長春市出身の林さんは不安ながらも、娘の小秀さんと小麗さん(仮名)を北京の大学に留学させた経験を持つ。二人の娘は5、6歳の時に来日した。小秀さんが高校2年生の時、林さんは子供の成績ならば、帰国して一流大学に通うことが容易だと考えた。林さんは小秀さんが高校2年生・3年生になると、春休み・夏休み・冬休み、さらには5連休を利用して、中国東北地区で教師を勤める友人の所に、中国語の学習に送り込んだ。
小秀さんの説得は難航した。林さんは、「私もよく泣いていました。夫や他人が言うように、残酷すぎるのではないかと。子供が日本語を話せないのに無理やり日本に連れてきて、日本に慣れてからまた無理やり中国留学に送り出そうとするなんて」と語った。しかし林さんは、正真正銘の日本人や韓国人の中にも中国留学に行く人が多いのだから、そもそも中国出身である二人の娘なら大丈夫だ。林さんはこう思い、迷いを捨てた。