ミャンマー最大野党の指導者アウンサンスーチー氏は13日に日本に到着し、1週間にわたる訪問日程を開始した。日本メディアによると、アウンサンスーチー氏の訪日は、ミャンマーの民主化に対する踏み込んだ支持を取り付け、ミャンマーへのさらなる投資と経済援助を得ることとされる。ここ最近、日本とミャンマーの間では、政界や経済界の人々の頻繁な往来が見られ、両国の関係はますます緊密になっている。
ミャンマーは海外投資家にとって、東南アジア最後の“未開地”と言える。ミャンマーには石油・天然ガスや金属などの豊富な資源があるだけで はなく、低コストの労働力と広大な市場がある。日本がこの新興市場の“分け前”を得ようとしていることは間違いないだろう。経済的利益のほか にも、ミャンマーの地理的位置は日本にとってさらに重要な戦略的意義を持っている。ミャンマーでの影響力を拡大することは、日本が長期にわ たって抱いてきた願いだった。
だがAP通信の報道によると、ミャンマーへの投資は依然としてリスクが高い。ミャンマーはこれまで国連によって後発開発途上国(最貧国)と して認定される国の一つであり、一人あたりの年収は715ドルにすぎない。ミャンマーを視察した日本企業はいずれも、電力の不足や道路の不整 備、物流の未発達を嘆いている。ミャンマーの地価と賃料の高騰も企業の投資コストを急増させており、海外投資家のミャンマーに対する自信に影 響している。